天然ダイヤモンドと同様に、高品質で美しいダイヤモンド「ラボグロウンダイヤモンド」に、今大きな注目が集まっています。
ラボグロウンダイヤモンドはヨーロッパや中国などを始め、世界中で生成しようという動きが活発になってきましたが、特に進んでいると言われているのがアメリカです。
アメリカではすでに、天然ダイヤモンドと同様に一般の宝飾店などでもラボグロウンダイヤモンドが販売されています。
そこで今回は、ラボグロウンダイヤモンド業界で先駆けているアメリカのラボグロウンダイヤモンド事情について解説していきたいと思います。

 

天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの違い

天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドにはどのような違いがあるのでしょうか。
また、ラボグロウンダイヤモンドの「ラボグロウン」とは何を意味しているのか、あわせて見ていきたいと思います。

「ラボグロウン」の意味とは?

ラボグロウンダイヤモンド(Lab-Grown Diamond)とは、鉱山から採掘される天然ダイヤモンドではなく、研究室で生成されるダイヤモンドのことを指します。
ラボとは「laboratory(研究所)」のことで、研究室で機械によって育てられる(Grown)ダイヤモンドのことを、ラボグロウンダイヤモンドと呼んでいます。
また、環境に配慮されていることから、エシカル(ethical:倫理的な)ダイヤモンドとも呼ばれています。

ラボグロウンダイヤモンドの特徴

ラボグロウンダイヤモンドは、本物のダイヤモンドでありながら、天然ダイヤモンドでもないというのが大きな特徴だと言えます。
いわゆる人工ダイヤの製造は、1950年代ごろから始まり、当初は産業用として製造されていました。
宝飾用のカッティングができる人工ダイヤの製造に最初に成功したのはGeneral Electric社で、1980年代に入って、商業流通できるような人工ダイヤが製造できるようになりました。
その後、製造技術が飛躍的に向上して誕生したのがラボグロウンダイヤモンドです。
天然ダイヤモンドと同じく炭素100%でできており、物理的・化学的な組成も天然ダイヤモンドと全く同じであることが既に証明されています。
また、天然ダイヤモンドの中でも炭素のみで組成されているのは全体の2%でありながら、ラボグロウンダイヤモンドにおいては生成されるすべてのダイヤモンドが炭素のみで構成されていることも大きな魅力だと言えます。

 

なぜアメリカで注目され始めたのか?

日本では全く普及していなラボグロウンダイヤモンドが、なぜアメリカではあれほど普及しているのでしょうか?
アメリカで、ラボグロウンダイヤモンドが注目されるようになった理由について、見ていきたいと思います。

理由1:紛争ダイヤへの懸念

アメリカでは、世界に先駆けて、天然ダイヤモンドに対して疑問を投げかける人が多くいました。
なぜなら、天然ダイヤモンドは「blood diamond(血のダイヤモンド)」とも呼ばれているからです。
これは、ダイヤモンドがアフリカの紛争地帯で武器などを買うために売買されていて、ゲリラ軍などの資金源になっていることに由来します。
アメリカでは、こうした事実に疑問を感じて、ダイヤモンドの購入をためらう人がいたのです。

理由2:環境破壊への懸念

環境のsustainability(持続可能性)という観点からも、アメリカでは天然ダイヤモンドに疑問が投げかけられていました。
ダイヤモンドは、地中の奥深く、マグマが溜まっている近くに埋まっています。
そのため、採石する際は、山を大きくえぐらなければなりません。
一度壊してしまった自然は元の状態に戻るまでにかなりの年月を要します。
環境維持という点から、ダイヤモンドの採掘には問題がありました。
こうしたことから、ラボダイヤモンドの研究開発が急速に進み、環境破壊を起こさない本物のダイヤモンドが誕生したのです。

理由3:本物の美しいダイヤモンドであることの証明

アメリカには、ダイヤモンドに関する教育・研究機関として国際的に有名なGIA(米国宝石学会)があります。
GIAがラボグロウンダイヤモンドに対しても鑑定書を発行していることも、認知や品質の保証に大きな役割を果たしていると言えるでしょう。
ラボグロウンダイヤモンドに対しては「laboratory grown」と記載された専用のシルバーの鑑定書が発行されています。

 

ラボグロウンダイヤモンドの生成方法

ラボグロウンダイヤモンドを生成方法としては、高圧高温法(HPHT)と化学蒸着法(CVD)という2つの製造方法があります。

2つの製造方法の違い

高圧高温法は、自然のなかで天然ダイヤが生まれるのと同じ高圧高温の状態を再現することで、ラボグロウンダイヤモンドを生成する方法です。
化学蒸着法は、装置内で炭化水素ガスと水素の混合物を高温加熱することでダイヤモンドの結晶を生成していく方法です。
高圧高温法では八面体や六面体のダイヤモンドが、化学蒸着法では四角形のダイヤモンドの原石が生成できます。

ラボグロウンダイヤモンドのメリット

天然のダイヤモンドは、非常に長い月日をかけて地中で炭素からダイヤの結晶に徐々に変わっていきます。
一方、ラボグロウンダイヤモンドは、自然現象と同じような圧力や気温を人工的につくれる装置を使うことで、1カラットのダイヤを数週間でつくることが可能です。
驚異的な技術の進歩によって生まれた、本物のダイヤモンドと言えるでしょう。

 

アメリカから世界中に!

ラボグロウンダイヤモンドは、まずアメリカで天然のダイヤモンドを使うことへの懐疑的な態度から生まれました。
ラボグロウンダイヤモンドは、限りある天然資源を自然破壊しなくて済むダイヤモンドです。
世界で起きている悲惨な紛争を助長する危険性もありません。
環境に悪影響を及ぼすこともなく、倫理的にも快く身につけることができるダイヤモンドだと言えます。
コストパフォーマンスもよく、天然ダイヤモンドと比べても同等または、場合によってはそれ以上の美しさでありながら、より安く手に入れることができます。
多くの人を魅了してやまない美しいダイヤモンドを、いろいろな気持ちの負担なく使うことができるのがラボグロウンダイヤモンドの素晴らしさと言えるでしょう。
今後もますます市場ニーズが高まっていくのではないでしょうか。
なお、日本でラボグロウンダイヤモンドを購入する際は、当ショップ「Lab Grown Diamond Shop」をご利用ください。
豊富な品ぞろえと安心の返品制度で、お客様に合ったラボグロウンダイヤモンドをお届けします。

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