ダイヤモンドは、大地の作用からつくり出される鉱物の一種です。
ほとんどの鉱物は原子が規則正しく並んだ結晶で、ダイヤモンドも結晶が成長することによりつくられます。
そして、人間の手でにつくられるラボグロウンダイヤモンドも、天然のダイヤモンドと同じ結晶構造をしているものです。
ここでは、ダイヤモンドの結晶構造について説明します。

 

そもそもラボグロウンダイヤモンドとは?

人間の手でにつくられるダイヤモンドといっても、さまざまな種類があります。
全く別の素材からつくられる、模造ダイヤモンドや合成ダイヤモンド。
そして、ダイヤモンドと同じ特質を持つラボグロウンダイヤモンドなどです。
ここでは、それぞれのダイヤモンドについて解説します。

模造ダイヤモンド

模造ダイヤモンドとは、見た目がダイヤモンドの形に似ているというだけで全く違うものです。
ガラスやプラスチック、セラミックなどダイヤモンドとは違う素材でできています。
明らかに模造品とわかるものが多く、市場での価値もほとんどありません。
硬さや色、輝きなどダイヤモンドとは全く異なるものです。

合成ダイヤモンド

合成ダイヤモンドは、人工的につくられたダイヤモンドの一種です。
1800年代から人工的につくる方法が研究され、1950年代からは産業目的でも生産されてきました。
合成ダイヤモンドは、テレコミュニケーションやレーザー光学、研磨用など主に工業用として利用されています。
技術開発が進むにつれて品質の良い合成ダイヤモンドもつくられるようになり、宝石用としても使われているものもあります。

ラボグロウンダイヤモンド

ラボグロウンダイヤモンドとは、人の手で作られるダイヤモンドの一種ですが、合成ではなく天然ダイヤと同じ化学組成をしています。
合成ダイヤモンドと呼ばれることもありますが、実際には合成ではなく純粋に炭素のみでできているダイヤモンドです。
そのため、天然ダイヤと同じ品質を持つ価値の高いダイヤモンドとして、鑑定機関から鑑定書も与えられています。

 

結晶構造とは何か?

ダイヤモンドは純粋な炭素でできているものですが、同じ炭素原子でも鉛筆の芯に使われるような石墨とは色も硬さも異なるものです。
その違いは、原子の並び方によって決められます。
ここでは、結晶構造について説明します。

結晶構造の成り立ち

結晶構造は、ダイヤモンドの性質を決める大切な要素です。
鉱物のほとんどは結晶で、原子が複雑に並んでいるように見える鉱物でも、実は規則正しく並んでいます。
原子の配列を三次元空間で表したものを、結晶構造といいます。
結晶構造は、三次元空間の3つの座標軸に沿って、各軸の単位長さでつくられる構造の平行移動の組み合わせで表されるものです。
基本となる結晶構造のブロックのことを、単位格子といいます。
結晶構造は、各座標軸の間にできる角度や各軸に沿う単位長さで決められる単位格子の形によって分類されます。

基本となる単位格子

結晶構造は対称性により、以下の7種類の結晶系に分類可能です。
単位格子の各辺の長さと向きを表す軸を、「結晶軸」といいます。

  • 三斜晶系:3本の結晶軸はすべて長さが異なり、互いの軸も直角にならない構造
  • 単斜晶系:3本の結晶軸の長さが異なり、それぞれの軸のうち2つが直角になる構造
  • 斜方晶系:3本の結晶軸の長さは異なるが、互いに直角に交わる構造
  • 正方晶系:3本の結晶軸のうち2本の長さが同じで、互いに直角に交わる構造
  • 三方晶系 :3本のうち2本の結晶軸が同じ長さで、互いに120度に交わる。長さが違う1本は、ほかの2本と直角に交わる構造
  • 六方晶系:6回回転軸または6回回反軸で、三方晶系と同じ構造
  • 立方晶系:3本の結晶軸がすべて同じ長さで、互いに直角に交わる構造

 

ダイヤモンドの結晶構造

ダイヤモンドの特性は結晶構造によって決まります。
ここでは、天然ダイヤと合成ダイヤ、ラボグロウンダイヤモンドの結晶構造を説明します。

天然ダイヤの結晶構造

純粋な炭素からつくられた天然ダイヤの結晶系は、立方晶系に分類されます。
六方晶系の結晶構造を持つダイヤモンドも存在しますが、自然界では隕石のなかに含まれるものか合成されたものだけです。
天然ダイヤの結晶の外形は、八面体や六面体、十二面体で結晶になります。
まれに、立方体で結晶したダイヤモンドが発見されることもあります。
八面体ダイヤモンドは、最も産出が多いダイヤモンドの形状です。
表面にはトライゴンと呼ばれる三回形状の欠損、くぼみが見られることもあり、これにより強い輝きを放ちます。
トライゴンは自然にできるダイヤモンドの特徴です。
また、ダイヤモンドの断面は、ギザギザとした不規則な割れ方をしています。
天然ダイヤは成長過程でさまざまな形状になり、光沢や色などによって品質が異なります。

合成ダイヤの結晶構造

合成ダイヤは、天然ダイヤとは異なる結晶構造を持ちます。
合成方法によっても結晶構造が異なり、一般的には結晶構造の近いものが天然ダイヤの代替品としての価値があります。
とくに、無色透明で単結晶のものはジュエリーとして利用されることが多いようです。
合成ダイヤのなかでも、ダイヤモンドと同じ立方晶系の結晶系であるキュービックジルコニアは、ダイヤモンドの代替として人気があります。
ただし、化学組成は異なるものなので、人工ダイヤではなくダイヤモンドの模造品です。
天然ダイヤと比べると、価格が安くダイヤモンドより硬度や屈折率がやや劣ります。

ラボグロウンダイヤモンドの結晶構造

ラボグロウンダイヤモンドの結晶構造は、天然ダイヤと同じ構造を持ちます。
研究所で天然ダイヤと同じ条件で生成することで、天然ダイヤと同じ結晶構造の鉱物に成長するのです。
技術の向上により、透明で美しい輝きを持つ高品質のダイヤモンドを人間の手で生産することが可能になりました。
ラボグロウンダイヤモンドは、化学組成も結晶構造も天然ダイヤと同じ本物のダイヤモンドです。

 

天然ダイヤにはない魅力

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤにはない魅力があります。
そのため、あえて天然ダイヤではなくラボグロウンダイヤモンドを選ぶというのも、ダイヤモンドを選ぶ際の選択肢のひとつです。
ここでは、ラボグロウンダイヤモンドの魅力に迫ります。

天然ダイヤにはないカラー

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤでは希少なカラーをつくり出すことも可能です。
自然に生成されるカラーダイヤモンドのなかには、レッドやブルーなどがあります。
ラボグロウンダイヤモンドなら、このような珍しい色のダイヤモンドも生成することができます。

環境問題や労働問題の改善

天然ダイヤは、さまざまな過程を経て市場に出回ります。
その過程では、自然環境の破壊や劣悪な労働などの問題を引き起こしています。
ラボグロウンダイヤモンドが普及することで、天然ダイヤの問題を解決することが可能です。
こういった問題をできるだけ防ぐために、ラボグロウンダイヤモンドを選ぶという選択肢もあるでしょう。

 

ラボグロウンダイヤモンドを選ぶ

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤと同じ結晶構造を持つダイヤモンドです。
人間の手で作られたダイヤモンドとはいえ、特質は天然ダイヤと同じで、高い品質のものを生成できます。
さらに、天然ダイヤにはない魅力が加わることで、今後はラボグロウンダイヤモンドを選ぶ人が増えることでしょう。
ラボグロウンダイヤモンドのご購入を希望の際は、ぜひ当ショップ「Lab Grown Diamond Shop 」をご利用ください。
豊富な品ぞろえと安心の返品制度で、お客様に合ったラボグロウンダイヤモンドをお届けします。

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